健康を考える

シックハウス症候群が社会問題となったことを受けて、こうした問題をとりのぞくためにリフォームを行うケースが増えてきました。 健康に配慮した住宅にするためにリフォームを行う場合に、特に注意して対策をすべきことには、大きく5つがあります。 1つ目は、床下の防蟻剤です。防蟻処理には、有害性の高い薬剤が使用されている可能性が高いため注意が必要です。 2つ目は、構造材の防腐剤や接着剤です。建物を支える構造材には防腐剤や接着剤が用いられている可能性があります。 3つ目は、下地の合板やボード類の接着剤や難燃剤です。とくに木質系のボード類の大半で接着剤が使われています。 4つ目は、断熱材です。発がん性物質やホルムアルデヒドなどが使用されていないか、注意する必要があります。 そして5つ目は、仕上げ材に用いる添加剤や接着剤、塗料などです。 こうしたポイントを確認しながら、リフォーム時に問題をとりのぞくことが大切になります。

健康へ配慮した住宅へとリフォームする場合には、仕上げ材だけではなく、下地材も考慮することが大切です。 ただ、どうしても下地材の取り替えが行えない場合で、下地材に有害な化学物質が含まれている可能性がある合板類などが使用されている時には、その表面に、化学物質の揮発を抑える効果がある特殊塗料などを塗る方法もあります。 床下の工事が難しい場合で、防蟻剤など有害な薬剤が使われている可能性がある時には、少なくとも、可能な範囲で床下の汚染されている土を取り除き、石灰水などをまいて薬剤の成分を中和します。汚染がひどい場合には、床下に防湿シートを敷き、その上にモルタルをのせます。さらに、化学物質を吸着し、調湿効果もある炭を敷くことも効果があります。